オーガニック認証機関のBDIHはどのような組織?認証基準とは?

お肌への刺激が少なく、自然由来の原料が使用されているということで、お肌を労わる幅広い層に人気のオーガニックコスメ。購入前に、オーガニック認証を確認する人も多いことでしょう。そんな認証機関のひとつが「BDIH」です。今回は、オーガニック認証機関BDIHについて、認証基準などを詳しくご紹介していきます。

BDIHとは?

ドイツ

BDIHとは「ドイツ化粧品医薬品商工連盟」という、ドイツのマンハイムにある非営利の協会です。

ナチュラル志向の強いドイツでは、早くからナチュラル、エコ関連の商品が登場し始めましたが、その基準は製品によって様々でした。

そこで、誰もが安心して使うことができるオーガニック化粧品の基準を定めるために、1996年にドイツをはじめとする世界の自然派化粧品の主要メーカー19社が集合。

BDIHがアドバイザーとなり、「コントロールドナチュラル・コスメティック」という、新しい自然化粧品のガイドラインを作成しました。

2001年から運営が開始され、今日に至ります。

BDIHの特徴

BDIHは、オーガニックコスメの認証基準を定めています。

オーガニック食品の基準を化粧品の基準として適用するのではなく、最初から化粧品のための非常に細かく、かつ厳しい基準を定めているのです。

BDIHが認証したオーガニック化粧品には、“BDIH”の文字が入った以下の認定オーガニック化粧品のマークがついています。

BDIH

BDIHの認証の基準

項目

BDIHのオーガニックコスメの認証基準について、分野ごとに見てみましょう。

植物由来の原料について

BDIHの植物由来の原料は、入手が可能な限り有機栽培、または野生群生の植物から抽出した原料を使用しなければなりません。

野生の植物を採取する場合は、生態系に影響を与えないように採取することが求められています。

動物由来原料について

BDIHの定める動物由来の原料は、生きた動物によって産生される物質(はちみつや牛乳など)が使用可能です。

哺乳類に由来する原料(ミンク油、モルモット油、動物性コラーゲン、細胞など)は使用不可と定められています。

また、動物実験をおこなうことも禁止されています。

鉱物由来の原料について

BDIHは鉱物由来の原料について、塩類(硫化マグネシウムなど)、鉱物(塩化ナトリウムなど)は、例外はあるものの原則的に使用可能としています。

制限のある成分

BDIHはオーガニックコスメを製造する際に、乳化剤として植物性ワックス、レシチン、ラノリン、プロテインなどの原料を、加水分解・水素添加・エステル化といった方法で加工した場合は、使用可能と定めています。

使用禁止の成分

BDIHは有機合成染料、合成香料、エトキシル化原料、シリコン、パラフィン及び他の石油由来原料の使用を禁止しています。

使用が許可されているのは、ISO9235を適合できる香料、もしくはバイオテクノロジーで作られた香料のみです。

保存料について

BDIHでは、製品の安全と安定性のために使用する、天然由来の防腐剤成分の使用を認めています。

ガイドラインには安息香酸塩類、エチルエステル、サルチル酸、サルチル塩類、アスコルビン酸の名前が挙げられています。

配合した場合は、その旨をラベルに表示しなければなりません。

放射線加工について

BDIHは植物由来、動物由来の原材料、製品を放射線による殺菌、防腐加工をおこなうことを禁じています。

その他の基準

上述の基準に加えて、BDIHはオーガニックコスメの容器がリサイクル可能であること、フェアトレードを推進し環境にやさしい企業であるように求めています。

BDIHの認証マークのついた製品をチェックしよう

ポイント

赤ちゃんから大人まで、敏感肌の場合は使用するスキンケアやコス選びに悩むもの。

BDIHをはじめとする、各国のオーガニック認証機関のマークの有無をチェックすることも、製品選びのポイントのひとつとしておすすめです。

お肌に合う・合わないの個人差はあるので、パッチテストをおこないながら、お気に入りの製品を探してみましょう。