ヨーロッパのオーガニック認証NATRUE(ネイトゥルー)とは?

オーガニック化粧品を選ぶときの基準となるのが、オーガニック認証のマークの有無。世界中に様々なオーガニック認証機関がありますが、そのひとつで注目を集めている機関がヨーロッパの「NATRUEネイトゥルー)」です。今回は、2007年に設立された比較的新しい認証制度であるNATRUEについて、その特徴や基準について詳しくご紹介していきます。

NATRUE(ネイトゥルー)とは?

ベルギー ブリュッセル

NATRUE(ネイトゥルー)は、ヨーロッパの自然化粧品の主要企業が中心となって、2007年にベルギーのブリュッセルに本部が設立されたオーガニック認証機関です。

NATRUEの目的は、自然原料化粧品・オーガニック化粧品に関する、厳格な基準を維持すること。

現在はヴェレダやトリロジー、ロゴナといったヨーロッパを代表するオーガニックコスメを含む約130ブランド、約5,000の製品がNATRUE認証を受けています。

同じくヨーロッパのフランスに拠点を置くエコサートなどと比べて、オーガニック認証機関の中では歴史は浅いものの、その厳格さで今ではNATRUEは世界的に認知度の高い認証のひとつとなっています。

NATRUE認証の特徴

NATRUE

画像出典:www.natrue.org

NATRUE認証の基準は、化粧品業界の外部専門家を中心に構成された科学委員会によって定められ、最新の化粧品技術の革新によって常に更新されています。

また、NATRUEの特徴は何といってもその透明性。NATRUEは商業的な利益を排除した非営利団体あることから、公平性が保たれ信頼性が高いと評価されています。

定期的に第三者認証機関によって審査され、認証基準や審査過程を一般に公開することでNATRUEの厳格性と公益性を保っています。

NATRUE認証の基準

NATRUEでは、「その化粧品が可能な限りナチュラルであることを保証」するために、以下の基準を設けています。

  • ナチュラル及びオーガニックの成分が配合されていること
  • 許可されている製造段階の制限を守っていること
  • 環境にやさしい製造方法をしていること
  • 合成香料及び合成色素を配合していないこと
  • 石油系原料(アルキル系、プロピル系、パラフィン、PEG、その他の石油誘導体等)を含んでいないこと
  • シリコンオイルやその誘導体を含んでいないこと
  • 遺伝子組み換え植物または有機体からの原料を含んでいないこと(EUの有機農法規格による)
  • 製品や植物性成分に放射線処理が施されていないこと
  • 動物実験をおこなっていないこと

NATRUE認証で認められている3つの原料

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NATRUE認証を受ける化粧品では、以下の3つの原料を使用することが定められており、その他の原料の使用は認められていません。

1.自然原料

NATRUEでは、「自然原料」を自然界から直接得られる原料のことを指しています。

その原料を抽出するために物理的な方法(種子を圧縮してプレス抽出するなど)が認められています。有機栽培原料もこの自然原料に含まれます。

2.準自然原料

「準自然原料」は、NATRUEでは化学処理が施されている自然原料のことを指しています。化学処理方法も認められている方法に限られています。

特定の機能を持っている自然原料がないときには、準自然原料の配合が認められています。

洗浄剤など自然原料だけでは必要な効果を得ることができない場合に使用されています。

3.自然同一原料

NATRUEでは、「自然同一原料」を自然界には存在していても化学的に製造されている原料のことを指しています。自然同一原料は「防腐剤」や「ミネラル物質」といった成分にのみ配合が認められています。

ただし、「自然界に必要とする量が充分にない」「要望を叶えられる品質のものを得ることができない場合」という条件があります。

NATRUE認証の3つのレベル

疑問 ?

NATRUE認証は以下の3つのレベルに分けられています。星の数が増えるごとにクオリティの基準が厳しくなっています。

1.自然化粧品(星1つ)

NATRUEの認証マークに星1つで表されている「自然化粧品」のクオリティ製品には、加工の種類と配合してよい成分が定められています。

製品グループごとに、配合しなければならない自然原料や準自然原料の配合限度が決められています。

2.オーガニック原料を含む自然化粧品(星2つ)

NATRUEの認証マークに星2つで示される「オーガニック原料を含む自然化粧品」のクオリティの製品には、配合されている自然原料や準自然原料の70%以上がオーガニック(有機栽培または検査された野生採集)であることが求められています。

自然化粧品と比べたとき、自然原料を多く配合し、準自然原料をより少なく配合しているように定められています。

3.オーガニック化粧品(星3つ)

NATRUEの認証マークに星3つが付いている「オーガニック化粧品」。配合されている自然原料や準自然原料のうち、95%がオーガニックであることが求められています。

NATRUEの星2つのクオリティよりさらに自然原料を配合し、準自然原料を少なくしなければなりません。

NATRUE認証取得のベビー化粧品にはどんなものがある?

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自然原料のうちオーガニック配合率が95%以上のナチュラル処方でNATRUE認証を取得しています。

デリケートな部分に使うからこそ安心できる化粧品がおすすめです。

NATRUE認証マークがついた化粧品をチェックしてみよう

家族

赤ちゃんから大人まで家族で使用するスキンケア製品は、お肌や身体に安心して使えるものを選びたいもの。安心面を判断するためのひとつの指標として、オーガニック認証について知識があるととても役立ちます。

オーガニック化粧品への意識が強いヨーロッパ発のNATRUE認証取得の化粧品をぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

もちろんお肌との相性は人それぞれなので、NATRUE認証取得の化粧品を参考にして、まずは合う・合わないを試してみてくださいね。