ミツロウの効能や効果とは?アレルギーの可能性がある?

化粧品やベビーローションにも配合されている、ミツロウ。ハチの巣の成分ということは広く知られていますが、実は、保湿効果にも優れた成分だと知っていましたか?今回は、ミツロウの効果や効能、副作用の可能性などについてご紹介します。

ミツロウとは?

ミツロウ

ミツロウとは、ミツバチが巣をつくるためにお腹から分泌した蝋(ロウ)を精製して作り出される成分です。

本来は透明ですが巣を作り使われていくことで、花粉やプロポリスなど様々なものが付着して、淡い黄色~茶色のような色が付いていきます。

ミツバチが生み出すミツロウは、様々な方法で用いることができます。

ろうそく、床や革製品のワックス、医薬品、化粧品の原料などが主な使用方法です。

ミツロウの精製方法には2種類ある

化粧品やベビーローションの配合成分にも使われることのあるミツロウですが、色が黄色いタイプと白いタイプがあります。

この違いは、未精製のミツロウと精製されたミツロウの違いです。

ここでは、それぞれの特徴についてご紹介していきます。

未精製のミツロウ

未精製のミツロウは、天然のミツロウから不純物のみを取り除いたものです。以下のような特徴があります。

  • 色が黄色い
  • ミツロウの有効成分がたくさん含まれている
  • ミツロウ特有のほんのりと甘い香りがする

精製されたミツロウ

精製されたミツロウとは、天然のミツロウを漂白して、安定させたものです。以下のような特徴があります。

  • 色が白い
  • 不純物が取り除かれ、成分が安定している
  • ミツロウ特有の香りがほぼ無い
  • 精製によって有効成分が少なくなっている

ミツロウのお肌への効果・効能

疑問 ?

ヨーロッパでは、ミツロウを食べる習慣もあり、口にすることができる安全なものであるといえます。

ミツロウの主要な成分は「ワックスエステル」という成分で、全体の約70%を占めています。

ワックスエステルは、もともと人間の皮膚にも含まれていて、肌の潤いを保つ働きをしています。

そのため、ミツロウを保湿クリームとしてお肌に使用した場合は肌なじみがよく、以下のような嬉しい効果に期待ができます。

肌を保湿する

ミツロウは保湿力が高く、お肌や唇を柔らかくするような効果があります。

そのため、ハンドクリームやリップクリーム、練り香水など化粧品の原料として広く使われています。

抗菌作用・抗炎症作用がある

ミツロウには抗菌作用があり、ヨーロッパの民間療法では傷ややけどに効果があるとして使用されてきました。

また、抗炎症作用ももつので、お肌の炎症を落ち着かせる効果があります。

ミツロウの注意点!アレルギーを引き起こす?

注意点

乳児ボツリヌス症

ミツロウはミツバチが作り出す成分なので、はちみつと同じくボツリヌス菌が含まれていないか注意が必要です。

ミツロウはクリームなどに加工するときに加熱されていますが、家庭でミツロウを使った手作りクリームを作る場合など、完全にボツリヌス菌が不活性化されているか確かではありません。

厚生労働省によると「1歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。(※1)」と発表しています。

腸内の環境が整っていない赤ちゃんは、はちみつを食べることによってボツリヌス菌の毒素を腸に受け、最悪の場合、命に関わる可能性があるのです。

そのため、1歳未満の新生児も赤ちゃんが口にしたり舐めてしまいそうな場所、赤ちゃんの顔回り、赤ちゃんの手足、身体には念のために使用を控えたほうが安全だと考えられます。

アレルギー

また、未精製のミツロウには花粉の成分も含まれています。

ベビーローションとして使うときには、花粉アレルギーを引き起こす心配のない、精製されたミツロウを使うほうが望ましいです。

大人にも当てはまるので、花粉アレルギーを持っている人、敏感肌の人は覚えておきましょう。

ミツロウ配合製品は上手に使おう

赤ちゃん ママ

ミツロウは、お肌への嬉しい効果も持つ成分ですが、使い方や選び方を誤ると危険性もある成分だと考えられています。

特に、赤ちゃんに使用する際には、年齢なども考慮したうえで十分に注意したうえで使うようにしてください。

当サイトでは、他にも様々な化粧品・ベビーローションの配合成分や、ベビーローションおすすめ比較12選をご紹介しています。ぜひ、ご参照ください!

参考文献※1:厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」