最近ではベビーローションなどにもよく配合されている、馬油とは保湿効果の高い成分です。乾燥などの肌トラブルのケアに高い効果を発揮するといわれています。今回は、馬油の効果や使い方、馬油配合のベビーローションを使うときの注意点など、詳しくご紹介します。
ベビーローションにも配合される「馬油」とは?
馬油の起源は4000年前、中国の騎馬民族が使っていたことがはじまりといわれています。日本には奈良時代に伝わったと考えられていますが、一般に広まったのは明治時代以降です。
馬油は、古くは火傷や切り傷の薬として重宝されてきました。その後、身体の冷えや肩こり、筋肉痛、さらには鼻詰まりにまで効くことがわかり、万能薬として親しまれています。
最近では美肌効果があることもわかり、ベビーローションや石鹸、シャンプーなどの成分としても馬油がよく配合されています。
ベビーローションに含まれる馬油の特徴・効果とは?
人の肌によくなじむ
馬油は、不飽和脂肪酸の割合が人の皮脂とよく似ています。
そのため、馬油入りベビーローションは赤ちゃんの肌によくなじみ、皮膚の奥にまでよく浸透して効果を発揮します。
除菌&殺菌効果
傷薬としても長年使われていた馬油は、除菌と殺菌効果が高い成分です。
人間の肌になじみやすいからこそ、肌の奥深くまで入って殺菌し、さらには、薄い膜を貼って細菌の繁殖を防いでくれます。
そのため、肌トラブルのケアにも高い効果を発揮します。
皮脂の過剰分泌をおさえる
馬油には、「α-リノレン酸」という皮脂の過剰分泌をおさえてくれる効果があります。
馬油配合のベビーローションなら、殺菌・除菌効果と相まって、赤ちゃんの肌を健康に保ってくれます。
冬などの乾燥しやすい時期には、特に馬油入りのベビーローションが強い味方になってくれそうです。
保湿効果
馬油は乾燥した地域で親しまれただけあって、乾燥などを改善するケアを得意としています。
保湿効果が高いので、ベビーローションに配合されることで、赤ちゃんの肌をみずみずしく保つための期待ができます。
血行促進
保湿効果に加えて保温効果も持っている馬油は、血行促進の効果にも期待ができます。
あたたかみとうるおいをもたらす馬油配合のベビーローションなら、ケアするだけでなく、健康的でみずみずしい肌に導いてくれます。
ベビーローションに馬油が含まれているときの注意点
高い殺菌・保湿効果で肌を乾燥などのトラブルからケアしてくれる馬油は、ベビーローションにぴったりの成分といえるでしょう。
ですが、馬油入りのベビーローションの選び方、使い方には注意しておいた方がいいこともあるので、ご紹介していきます。
涼しい場所で保存して早めに使いきる
馬油は少量でも肌によく広がるので、馬油入りベビーローションならコストパフォーマンスも期待できます。
しかし、馬油は暑さに弱く、酸化してしまいやすいという特徴も持っています。
馬油配合のベビーローションを使うときは、なるべく涼しい場所で保存して、開封後はなるべく早めに使いきるようにしましょう。
また、劣化したベビーローションは肌トラブルの原因になることもあるので、使わないようにしてください。
ビタミンEも配合されているとおすすめ
抗酸化力の強いビタミンEが配合されたベビーローションならば、劣化しにくく長持ちします。
馬油が配合されたベビーローションを選ぶときは、一緒にビタミンEも含まれている製品を選ぶことをおすすめします。
ベビーローションに馬油が含まれている場合に副作用はある?
馬油には副作用もほとんどなく、敏感肌の赤ちゃんにも使いやすいベビーローションだと考えられています。
しかし、血行促進の効果が影響して、一時的にかゆみやほてりなどの副作用があらわれたという報告例もあるので、馬油が含まれたベビーローションを使うときには、赤ちゃんの様子に気をつけながら使ってあげてください。
ベビーローションは馬油配合製品を使ってみよう
馬油は、比較的赤ちゃんにもやさしく、様々な効果をもつ成分だと考えられています。
まれに副作用の症状の報告もされているので、注意して使うようにしましょう。
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